4月9日

駅前の花屋さんでオレンジ色の花束を作ってもらってから、同郷の友達の個展を見るために四谷三丁目へ。
自分用にポピーも買いました。少し茎を短めにしてもらえば良かった。スーパー帰りビニール袋からネギが飛び出てるのと同じように、私のかばんからはポピーが。

数年前は銀座のギャラリーにおじゃましたんだっけな。久しぶりに会う彼女は髪の毛も伸びて柔らかな雰囲気を纏ってた。前に感じたのとはまったく違う空気感が絵から漂っていました。きっと幸せな生活を送っているんだろうな。

「自分が幸せじゃない状況じゃないと良い作品がつくれない」と言ったひとがいたけど、それって友人の立場からいうと必ずしも歓迎すべきものではなくて。不幸せな状況でうみだされた素晴らしい作品っていうのは、見る側も少なからず痛みを感じてしまうし(まあそれが感動につながったりするんだろうけど)、そんなことを言ったら芸術作品なんてつくれない、と怒られてしまうかもしれないけど、友達には幸せでいて欲しいと思うよ、と今は考えてます(個展の友人とは、別の人の話です)。そんなのは甘いとか言われちゃうんだろうな。とにかく彼女からは、ものごとを表現することの偉大さを感じて、まあ毎回なんだけど今回も刺激を受けました。
こんな時期だから作品の搬送については震災の影響を受けたらしく、不安や苦労もいっぱいあっただろうけど、運良く無事に東京へ作品を運んで個展を開催してくれたことに本当に感謝したいです。秋にも個展はあるようなので、また足を運びたいと思います。

Polaris / 深呼吸