一千一秒の日々

一千一秒の日々 (角川文庫)

一千一秒の日々 (角川文庫)

大学生の恋愛を描いた短編集。それぞれの登場人物たちが実はどこかでつながってる話。伊坂幸太郎の終末のフールもそんな感じだったと記憶してるけど、こういうのは面白い。あ、このひとさっきの作品に少しだけ登場してたなとか思って前の作品を繰るかんじも好き。個人的には「新しい旅の終わりに」が良かった。毎回読むたびに思うけど、この人の描く20代前半の女子って線が細くて、なんか色素が薄くて体温が低いような印象を受けるよ。